愛媛県松山市平井町を建築地とする、平家建ての住宅の計画です。
お子様達はみなさん、親元から独立して生計を立てています。お子様を育て上げたご夫婦が、ゆっくり暮らしを楽しむ為の住まいとして計画しています。
必要最小限の要素で構成すること。それでいて、ご夫婦だけの時間から家族が一同に会する時間まで、いろいろな暮らし方に柔軟に対応できることが計画の基本になっています。
建物のデザインは、水平の要素=平面を基調としています。平家の名前がそのままデザインを表現しています。
建物を構成する各要素=床・壁・屋根それぞれが、拘束から解放され自由になったように感じられるデザインを考えています。床は地面から離れ(たように見える)、壁を無くして開放性を高める、屋根は壁から離れ(たように見える)ています。それは、ご夫婦のこれまでの暮らしと、平家でのこれからの暮らしのイメージと重なります。